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September 24, 2004

「新鋭艦長、戦乱の海へ」 パトリック・オブライアン/早川書房

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自分を海洋小説の道に嵌めた「マスター・アンド・コマンダー」の原作シリーズ、第1作目。
しかし、これを読む前にホーンブロワー読んでてよかったなぁ。というのが正直なところ。時に爽快で、大抵は陰鬱な帆走軍艦の生活などは、実際問題ホーンブロワーで散々語られていたので、このシリーズのように"あっさり"と描かれると、どうかなぁとは思うが、とはいえ、映画は原作のいい箇所取りでもあったのね。というのが正直なところでもある。

実際、海洋(冒険)小説として、ちょっとした予備知識(ミズン・マストとか、まぁ、その程度は今やネットでも調べられるので)が必要だけれど、そういうのを乗り越えることが必要なのかというそうでもない。実際、この物語は時に冗長なぐらい主人公二人、"ラッキー"ジャック・オーブリーと、ステーヴ・マチュリンにフォーカスがあたり、ご都合主義じゃないか、それ?ってなぐらい物語がアップダウンする。だから、本格的な海洋冒険小説。というよりは、ライトな海洋活劇。ぐらいで考えておくのがベターのような気がする。登場人物のキャラにハマれば、いささか冗長なシーンも我慢できるだろうし、実際、楽しみでアレコレと読んでいる自分がいるのは確か。たとえば、自分の上官であっても情け容赦ないほど甲斐甲斐しく?時に嘆いてみせる給仕のキリックなど面白いキャラなどがいるし。

しかし、いくら人気だからってこの作品をベースにした料理本があるってのはビックリですよ、いや、ほんと。
詳しくは、「映画「Master and Commander:The Far Side Of The World」と原作「オーブリー&マチュリン」シリーズのページ」でどうぞ。
また、欠かせない予備知識としては、「Sailing Navy」などでどうぞ。

リンクはシリーズ1作目の上巻からです、はい。

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