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September 17, 2004

”ホーンブロワー”シリーズ セシル・スコット・フォレスター/早川書房

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時はナポレオンが欧州を席巻しつつある時代。英国の若き青年、ホレイショ・ホーンブロワーは英国海軍士官候補生となって初めての艦に着任する……かれの半世紀にも及び海との係りがスタートしたのである――。

といったわけで、ホーンブロワー・シリーズです。海洋冒険物としては日本で初めて公開された作品で、今では色々と海洋冒険物はマイナーですけど、1ジャンルとして形成されているでしょう。今回は古典探訪というわけで手を出したのですけど、面白いですわ。さすがに。
早川書房は主人公ホーンブロワーの時系列にしたがって本を刊行しているので、そのシリーズにしたがって、1巻「海軍士官候補生」、2巻「スペイン要塞を撃滅せよ」と続けていくのがいいでしょうが、多分に面白いのは本国で刊行された最初の連作、「パナマの死闘」「燃える戦列艦」「勇者の帰還」が絶頂ではないかと。まぁ、面白いと感じるためにはソレまでの前ふりを読む必要があるのですが。

色々とわけがわからない描写があったりしたため、その都度ネットで調べたり、背後関係を調べたりしてましたが、結構複雑ですね。まだ判らないことが多すぎます。
決して英雄ではないホレイショ・ホーンブロワーが貧乏に苦しむわ、あまりよくない女性に絆されて付き合ってしまうくだりなど、まぁ、初期のくだりが一番面白いかもしれません。

英国の海軍制度もこれまた複雑で、正式な艦長職である”勅任艦長”、特命により艦長職となる”航海長兼海尉(マスター・アンド・コマンダー)”があり、この違いは結構大きいことが読むと判る。
※実はこの制度って、ガンダムにも使えるかな、とか思ってみたり。つまり、ブライトが中尉でありながらホワイトベースなんていう強襲揚陸艦の指揮を取れた理由、Zでテンプテーションなんてシャトル定期便の船長になっていたこともね。

#ちなみにリンクはシリーズ最初にあたる、「海軍士官候補生」より。古本屋でも手に入るけれど、新刊でもまだ大きな書店であれば手に入りますよ。

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