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April 17, 2005

近頃読んだ本、その一。

信長軍の司令官―部将たちの出世競争
谷口 克広
中央公論新社 (2005/01)
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おすすめ度の平均: 4
4 きっかけが池上遼一だったりするわけですが

信長の親衛隊―戦国覇者の多彩な人材
谷口 克広
中央公論社 (1998/12)
売り上げランキング: 14,364
通常24時間以内に発送
おすすめ度の平均: 4.5
4 信長の天下統一を支えた無名の側近たち
5 信長周辺の若者の魅力満載!

信長について、主に人材面の活用からアプローチしているのが面白い。

「信長の司令官」では、本能寺直前までの信長勢力拡大に伴う指揮官レベルの人材適用の巧みさが描かれており、初期の頃では活用されていた人物が次第に等閑されていく様や、丹羽長秀が信長に使われていたわりには決して柴田や羽柴のようにある特定のエリアを担う方面軍指揮官ではなかった(つまり、彼はその器ではないと信長は判断していた・・・ただし、信長直轄の作戦や政策、安土城の普請などをおこなったが)こと、そして、信長の思い描く政治と軍事システムにおいては、織田家すらそのシステムの一部・・・つまり、嫡男の信忠が織田家直系および地元の豪族集団を纏めていた・・・ことが描かれている。
「信長の親衛隊」はこれよりよりミニマムな、本能寺の変で全滅した信長の小姓達が描かれている。小姓という呼び名に誤解を受けるが実態は信長の政策運営スタッフ集団であり、ここで抜擢を受けた者達が戦国大名やひとかどの武将となっていくのだ。こちらもまた信長の勢力拡大に伴うシステムの変更などを取り上げている。

戦国時代に興味のある人はオススメです。

まぁ、だからどうしたというわけでもないが、これを読むにつれ、佐藤大輔氏で三州公(家康)が永遠の突撃を行っていると2chのスレで嘆かれる「信長」シリーズ(もう三度も出版社をかえているのでタイトル言うのも面倒。つまり、本能寺の変に生き残った信長が巻き起こす凶悪(wな近代化、例えば火力の大規模運用、小西行長率いる参謀本部の萌芽、帆船技術の獲得等の果てにイスパニアなどの欧州連合軍と矛を交える・・・予定で、最後の国内内乱、対家康との戦いのクライマックスで筆が止まったきり続きが一向にでない・・・)を読みたい気持ちにさせられるのだが・・・はてさて、いい加減続きを書いてくれませんかねぇ>信長もの。

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