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November 29, 2005

我らが宇宙(そら)へ行く理由

「はやぶさ」だが、なんとも深刻な状況で、A、B2系統あるスラスターの動作が不良という状態。目下、姿勢制御を取り戻すことが第一、 次に地球への帰還軌道を検討することが第一となっている。
状況は、松浦さんのblogにも公開されているようにかなりシビアなものだ。

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 これから地球に向けた最後の行程が始まるが、リアクションホイール3基中2基が壊れ、 代替となるスラスターは推進剤残量が少ない。帰途も又、困難なものとなるだろう。
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元々、三系のリアクションホイール(姿勢制御装置)の二つがアウトになっただけでもかなりタイトな状況なのだが、 運用スタッフはあれこれと手をうってスラスターで姿勢制御を行ったりしていた。その最後の頼みの綱であり、 地球への帰還に必要なスラスターも動作が不良。というのが今の状態。
ここまでスタッフの知恵と犠牲、そして何か知らない僥倖に助けられた「はやぶさ」が無事、地球へ帰還できるか、注目している。出来れば、 海の「雪風」のように、あらんがきりのトラブルと苦難を乗り越えて、幸運探査機の名称となってほしいのだが>「はやぶさ」。

一方、イロイロ問題含みなのはJAXAの特殊法人問題。予算がお寒いかぎりで、5年間127億円。 設備やスタッフの人件費もこれに手当てされるのだから、満足な衛星や探査機、打ち上げ能力が維持、発展できるのか。という疑問がある。 これまた松浦さんのblogから。
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  予算増額は「関係者が誠心誠意、 予算の有効活用を行う」ことが前提となる。とはいえ、しかし、5年間、127億円という予算でこれだけの成果を挙げた分野に、 それなりの報酬があってもしかるべきと思う。
 一番恐ろしいのは、「この金でこれだけの成果を挙げることができたなら、この経験を持って次はもっと安くやれ」と予算を削られることだ。 「なにをバカな」と思うかも知れないが、結構世間にはこのような例が多い。
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無論、予算に対して湯水のように金を注いでいいわけがない。だが、ちゃんとした成果が欲しいのならばちゃんとした予算を出すべきだ。 成果を望んでいながら両手両足を縛りつけ、ある一面だけ世界の技術レベルと伍したからといって「世界最強」なんてヨタを飛ばすのは、 60年前だけの話にしてほしい。

日本はまだまだ設備が足りない。NASAのような70m級のアンテナで行うDSN(深宇宙ネットワーク・・・ で探査機などのコントロールを行う)基地局が世界中にあと数箇所は欲しい。出なければ24時間体制で衛星や探査機の運用などできはしない。 また、今回の、ある意味「アットホーム」な「はやぶさ」の運用スタッフ達の苦闘は我々の感動を誘う一因ともなったが、 システム管理者や運用者にとって、代替スタッフがいない状態は悪夢の一言だ。今回のトラブルは予算不足のなか、 アレコレと技術的チャレンジを盛り込んだ意欲的な「はやぶさ」が、運用スタッフ達の犠牲のもとに成り立っている、 かなりタイトロープなミッションなのだ。こんなことは黎明期の一度で十分だ。潤沢な資金と設備があって初めて到達できる余裕があるのだ。 そこのところを忘れないでほしい。

大体、日本人が宇宙に行く理由について、まだ十分なコンセンサスが無いのも頭が痛い。実利的に言うべきなのか。正直、 この件については自分もいい回答がない。自分自身だけならば一言言えばいいだけなのだけどね。

「大体、そこに大きな手付かずの遊び場があるのに、いかないなんてウソだろ?」

そこにたって、高みから地球を見下ろすのもよし、銀河系を夢見るもよし、ラスト・クリスマスを聴くのもよしだしね。まったく、 俺が子供の頃、今の年代になったら月面の<フォン・ブラウン>市があって、どうやっていくか算段立てることを夢みてたんだぜ(笑)

2005/11/30 予算の考え方が間違っていたのでその部分を削除しました。

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November 26, 2005

「はやぶさ」は舞い降りた! "HAYABUSA" has landed!

遠い彼方、3億キロを周回する衛星「イトカワ」に向かった「はやぶさ」が、 幾多の障害を乗り越えて、着地に成功!

そして、「はやぶさ」は舞い上がった!

日本のJAXAが打ち上げた探査機「はやぶさ」は二回目の着陸シークエンスに入り、無事成功。 サンプル採集シークエンスはすべて正常に動作したことを確認。サンプラーホーン(弾を地表に撃ち込んで、その地表破片を回収する部分) には何かが触れていることは確実とのこと。おおっ、ようやくここまできたか。
最近、現地にて最新情報をアップしてくれる「松浦晋也のL/D」を毎日数度チェックしていましたが、 今日のビッグニュースには小躍りしました!

現在「はやぶさ」は、自律プログラムにより「イトカワ」より、43cm/sの速度で離脱。現在距離は5.2km。
しかし、「はやぶさ」の目的は、これからその採取したサンプルを地球まで持ち帰ること。その旅路はまだ始まってもいない。 ようやく折り返し地点に到着しただけの話だ。

しかし、それでも! だからこそ!


チャレンジなくして、失敗も成功もありえない。何もしなければ、時間だけが無為に過ぎていく。 そして何もしなかったことだけでも批判を受ける。ならば、精々派手にチャレンジしていくしかないだろう。手を伸ばさなければ、 何もかもが手に入らないのだから。

交代勤務すらままなら無い人員不足など組織的欠陥も確かにある(これはなんとかしなくては!予期され、 そして対処が可能ではある問題なのだから!)。
が、それでも度重なる機材のトラブルを乗り切った「はやぶさ」とJAXAの地上スタッフ達の努力は賞賛さるにしかるべきものだ。

おめでとう。だが、これからまだミッションは続く。「はやぶさ」と地上スタッフ達には油断なく、成功へ向けて突き進んでほしい。

自分は神など信じるようなタイプではないが、ありとあらゆる加護があらんことを祈る。そして、英知の結果をもたらされんことを。

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November 22, 2005

「戦争学」概論/黒野 耐

406149807X「戦争学」概論
黒野 耐

講談社 2005-09
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「愚かな戦争」は「愚かな政治家」が起す!と中々痛烈な言葉の帯がある本を読んでみました。

まず、シーパワー・ランドパワー・ハートランドといった、地政学を軽く説明しています。地政学というと胡散臭いイメージがありますが、まぁ判りやすくいうと、地球上にいる限り、国は国が存在する地形、風土などの条件は変わらない・・・例えば日本は無資源であり、海上輸送により資源を輸送し、加工したものを貿易することで利益を売る、海洋国家である・・・ことを前提にした、ある種のパワーゲームのような理論です。

そこからナポレオン戦争、WW1、WW2、冷戦、そして9.11以降の各国の政治、軍事をザッと説明し、どうしてそういう状況に陥ったのか、もしくは踏みとどまったのか、を判りやすく説明しています。
ナポレオン戦争にしてみれば、確かにナポレオンは偉大なる天才でしたが、フランスの天才は彼だけであり、彼は自らが天才であるが故に、周囲を使わなかった・・・もしくは使えなかった・・・と見るべきが幸いですし、政治的な能力が欠落していたことが彼の没落の原因であるといえますが、そこにもやはり、フランスというヨーロッパ中央にある国の置かれた状況がすべてを誘っているのも事実ではあるのです。

まぁ、戦争・・・特に、それにいたるまでの過程を知りたいと思う人にはいい概論的な本かと思います。偉そうかもしれませんが、この本を読むのも悪くはありませんが、その前に佐藤大輔御大の軽いエッセイを読んでおいたりするといいかもしれませんね。

というわけで普段とは毛色が違った本を取り上げてみました。

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November 18, 2005

いいことがありました。


自分が好きな作家の一人に森雅裕氏がいます。なにしろ、過去にこんなの作っていたりしているぐらいですから→ どれだけ好きか。
美術、絵画やクラシック、オペラから日本刀、そしてドゥカッティやらのバイクなどのガジェットなどを絡めて、男女間の・・・ どちらかというと素直になりきれない関係を描いたらこの作者にかなうものはそうそういない。そんな作家です。
今でも「歩くと星がこわれる」「さよならは2Bの鉛筆」は一年に一度、手をとりますし。

ただ、いかんせん、人によって好き嫌いが明確になりすぎたり、あまり出版社との関係もよくなかったようで、その著作のほとんどが絶版。 特にここ数年は古本屋でも手に入れるのが難しく、KKベストセラーズからの復刻も数冊で終了といった有様。なけてきますね。

自分以外にも森氏の作品が好きな方は結構多いらしく、復刊ドットコムでもかなりの作品にリクエストがあがっています。 (復刊ドットコムで「歩くと星がこわれる」の復刊リクエスト立ち上げたのは自分ですが)
で、なんと驚いたことに森雅裕氏の有名なデビュー作(厳密に言うと違うのですが)、「モーツァルトは子守唄を歌わない」 「ベートーヴェンな憂鬱症」が復刻なったということです>復刊ドットコム

それとは別に関係者以外には出回らなかった未発表作品「トスカのキス」も有志一同の皆様の手で出版の運びになるとか!> 「森みかん」  関係者の皆様のご尽力には感謝です! 応援させていただきますし、是非とも出版の暁には購入させていただきますよ!

あとは数年来の宿願でもある「歩くと星がこわれる」の復刻(いや、実は親切な方から譲っていただいたものの、 この名作を世に知らしめたいですね。あと、保存・プレゼント用に購入したいな)が希望なのと、 森雅裕氏のファンであれば気に入っているに違いない「椿姫を見ませんか」に代表されるオペラ三部作の続き、「愛の妙薬もう少し・・・」 (あの二人の関係の続きが気になるのよ!)やら「雪の炎」、「雙」などの未発表作品も読んでみたいものです。

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November 06, 2005

Fate/hollow ataraxia 終了

B000ANGXMGFate/hollow ataraxia 初回版(DVD-ROM)

TYPE MOON 2005-10-28
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予想以上に時間はかかってしまいましたが、1週間で終了。いや、堪能しました。FD(ファンディスク)、かくあるべし。という形でしたね。100%達成して、今、ちまちまと花札で遊んでいるところです。

繰り返される4日間。その怪しさに気がつきながらも、解決をはかろうとしないサーヴァントたち。そして彼らとその周囲を取り巻く日常。なんだか、スタッフ達のキャスターとかライダーに関する愛を猛烈に感じるシロモノでした。
個人的にはキャスターの新妻っぷりと、ランサーの多芸っぷりと不遇っぷりに大笑いでしたが。

なんつーか、作中、さんざん恋愛モノについて藤ねぇが御託を並べているにもかかわらず、100%達成後の後日談でまんまそのパターンに陥ってしまっているあたりがなんですが。まぁ、いいでしょう。

なんだか、停滞気味のアレにもいいキックを頂きました。いや、本当、終わり間際のクライマックス、怒涛の戦闘シーンまで面白く感じながらも、「ああ、これで終わるんだ」と思ってプレイしていたのはなんつーか、得がたい体験でしたよ。しばらくシーンリプレイで楽しめそうです。

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ある日、爆弾がおちてきて/古橋 秀之

4840231826ある日、爆弾がおちてきて
古橋 秀之

メディアワークス 2005-10
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読書メモ
ようやく読了。いや、読み始めれば早かったのですが。時間をテーマにした短編集という形なのですが・・・。
しかし、これが<ブラックロッド>シリーズとか<サムライ・レンズマン>を書いた人の作品っていうのは・・・まぁ、秋山さんと並んで芸風が奥深い人ではあるなぁ。

さて、短編集ですが個人的には「3時間目のまどか」がツボでした(笑) ああいう遭遇ネタは大好きなのです。

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[メモ]時事ネタとして、apple社のライバル出現?

ipod nanoを使い始めて、はや一ヶ月。
podcastも使い始めて(これについてはまた後日)、結構恩恵を感じていたりするのだが。

さて、気になるニュースを見かけた。
NTTドコモ、タワーレコードを傘下に」(NIKKEI.NET) from 「R30::マーケティング社会時評

なるほどね。ドコモ-タワーレコード-Napstarですか。意外なビジネスモデルだなぁ。
でも携帯端末は自分もドコモphsからauにスイッチしてしまったので、感慨もなにもなし(苦笑)。

どうなることやら・・・メモとして。

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November 05, 2005

灼眼のシャナ/笹倉 綾人

4840232245灼眼のシャナ 1 (1)
高橋 弥七郎 笹倉 綾人

メディアワークス 2005-10-27
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原作はなぜか知らず1巻から律儀に読んでいるのでコミックも買ってみました(w
アニメは見てないんだけどなぁ。

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November 04, 2005

20051104私的なメモとかイロイロ

国立天文台4D2Uプロジェクト from 「野尻抱介 リファレンス・マニュアル
その昔、「パワーズ・オブ・テン」(今更調べたが、イームズ夫妻が作ったのか・・・知らなかった)という映像で、10の累乗で世界を広げていくシーンを思い出す。流麗なFLASHで繰り広げられる世界の広がり。そして動画。宇宙に興味のある人なら見ておいてソンはなし。

普通、「パワーズ・オブ・テン」というと、下の本なのだが。

453206239Xパワーズ オブ テン―宇宙・人間・素粒子をめぐる大きさの旅
フィリップ・モリソン 村上 陽一郎 村上 公子

日経サイエンス 1983-01
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で、こちらはイームズ夫妻のDVD集。こちらに映像版がある。

B00005MIG1EAMES FILMS:チャールズ&レイ・イームズの映像世界
チャールズ&レイ・イームズ

角川エンタテインメント 2001-08-24
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・「アマゾンの新物流センター、最速24時間発送を支える工夫」(CNet Japan)
ほへー。と思う。ロジスティック(物流)に最近興味があって、軍隊におけるRMA(軍事革命)の一つがこのロジスティックであり、そういう意味ではアマゾンにも興味があった。
特に関心したのは、
 「ジャンルや出版社単位で分類せず一括管理している」
 「ただし、同じ本のサイズは固める。」「ただし、同一シリーズは1フィート以内には置かない」
 「ピッキング(本を納められた棚から取り出す作業)作業のルートは1方向の進行方向でできるようにサーバーから出力される」
というあたり。まぁ、ありていに言えば、ピッカーと呼ばれるアルバイトを使うためにはある程度部品化せにゃならない側面もあるしね。こういう方法が妥当か。

一応、この本も紹介しておく。まだ未読ではあるのだが。

4795843422潜入ルポ アマゾン・ドット・コムの光と影―躍進するIT企業・階層化する労働現場
横田 増生

情報センター出版局 2005-04
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ロジスティック、補給という観点から見たお話だと、いまだに手にはいらない「補給戦」が有名なんだけれど、
なんとか今なら手に入りそうな本だとすれば、

4810380033山・動く―湾岸戦争に学ぶ経営戦略
W.G. パゴニス William G. Pagonis

同文書院インターナショナル 1992-11
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がいいかも。湾岸戦争勃発時、イラクのクウェート侵攻に対峙するためサウジに派遣された米軍の大混乱の中、たった数人で「砂漠の盾」作戦の兵站部門を取り仕切りはじめ、シュワルツコフ将軍とのやり取りなどなかなかに見所ではある。

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アンリミテッド・ウィングス/松田 未来

4047124281アンリミテッド・ウィングス(1)
松田 未来 藤森 篤

富士見書房 2005-11-01
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読書メモ。
普通の人はあまり知らないであろうエア・レース、それもリノのエア・レースを舞台にした作品。
高度10mで繰り広げられる時速800kmのレース。それは、WW2のレシプロ航空機などを用いておこなわれる。チームのオーナーである少女は病の身体をもちながらも無敵のチャンピオン”赤い悪魔”に勝とうと、日本に訪れる。そこには、旧陸軍の研究機開発に携わっていたものと、そして元イーグル・ドライバーがいた・・・。

なんつーか、マニアックすぎて何だかな、と(笑)。リノのエア・レースといえば聖地も聖地ですから。自分もBSなどで見たときはもうなんつーか、突き抜けたバカ(褒め言葉)っぷりに言葉をなくしたものです。
続きはきっと買うでしょう。

そんなわけでメモとして。

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